血糖自己測定について


血糖値を自分で指先に穿刺具で針を瞬間的に刺して、涙一滴にも満たない血液を出し、試験紙(センサー)に血液をのせ、血糖測定器に差込み、数秒で測定することが可能です。
インスリン/GLP-1受容体作動薬自己注射中の1型、2型、その他の糖尿病患者さん、妊娠中の糖尿病患者さんでは血糖測定器を含め自己測定に関係する諸費用に保険が適応になっていますので、医療機関から血糖測定器や穿刺具は貸出をいたします。当クリニックでは数種類の機器を準備し、患者さんの年齢、病状に応じ選択することができます。当院で主に使用している血糖測定器を下に示します。当院では臨床検査技師が20分程度で使用方法を指導させていただきます。

1日の血糖の変動を知ることにより、インスリン注射薬の投与量の適正な調整が可能となります。また、1型糖尿病の方では食事内容、運動、血糖値によるインスリン自己調節が可能となります。
注射療法をしていない2型糖尿病の方でも医師が必要と考えた際に保険で自己測定をするよう指示を出す場合もありますがその際以外はまだ保険適応はございませんが、飲む薬の種類や投与量の適正な選択が可能となり、日々の自己管理、生活の振り返り、低血糖、病気になった時などにお役立てていただけます。一部の薬局、インターネットで自己負担にはなりますが、購入するすることが可能です。


2016年には従来の血糖自己測定は毎回指先を刺して血液を取らなければなりませんでしたが、下記のように腕にセンサーを取り付けて、血糖測定器をかざすだけで14日間随時に血糖値を検査することができる機器が発売されました。2017年9月には注射療法の方に保険適応が認められるようになり、当院でも多くの方に提供しております。
保険が適応されない方では一部の薬局やインターネットで自己負担になりますが装置やセンサー、電極を購入することができます。血糖の変動を見える化できることにより生活の振り返りや薬物の調整に有用と考えます。


また、血糖の変動を見える化できる装置として当院ではリブレPROを
活用しています。前腕にリブレPROセンサーを装着し2週間後にドライブレコーダーのように解析することができます。
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